アナ・アスラン博士が残した、今に生き続ける言霊
「老いとは、苦しみと痛みに満ちていて、それに気付いていようがいまいが、ゆっくりと、しかし確実に、人々の体を支配していく寄生虫の様なものだと思う。
老化との戦いは、すでに40歳から始まっていると明言しても良い。しかし、老人学と老人医学には、老化の始まりと過程を遅らせる可能性が満ちているのです。」
「病気の人と健康な人の両方に対して、年をとることの意味、寿命を延ばして快適に暮らすために、必要なことを教えていくこと、そして、彼らを老化から守っていく義務が、私達にはあるのです。その結果として、私がたどり着いたのが、「ゲロバイタルH3」 なのです。これは単なる治療薬ではなく、人類にとっての希望です、希望が失われてしまったら、後には何も残りません。」
「私は、『老化』という医学的課題に宣戦布告しました。老年医学者として年を取るという事はどういうことか、体を改善する為に何をすべきかを、人々に説明する必要があります。」
内科および心臓病理学専門医であった当時、1945年1月1日、私は一通のカードを受け取りました。そのカードは私の患者達からのもので、「新年おめでとう!私達の体は、もはや壊れた玩具も同然です。先生は、くれぐれも健康にはお気をつけて。あなたの古い患者達より。」とありました。私はこのカードを、くり返し、何度も何度も読みました。“壊れた玩具同然”という言葉は、私を動揺させ、私の心に取りついて離れませんでした。私は自分自身に問いかけました。壊れた玩具は修理できるはず。年老いた人々を助けるため、私にできることは何だろうか?
このカードに書かれてあった言葉が、私の心の中で種となって宿り、花を咲かせ残りの私の生涯を年老いた人々の治療と研究に捧げることを決心させたのです。
「時」というものが、生物にとって致命傷をもたらすものであり、人類に明確な限界を刻印するものであるということを、高齢者の人々が、私に教えてくれたのです。
この記念すべきカードは、今でも大切に取ってあります。
「いつまでも若々しいという事は、20歳のままという事ではありません。
やり甲斐のある目標を持ち、その実現へ向けては爽快で、くよくよせず楽観的であるという事です」
「老化は病であり、治療する事が出来る。若さは年齢だけでは決まりません。歳を重ねただけでは、人は老いません、人は常に発展し続ける生き物です。」
「皮膚は、内臓を守る最も重要で強い臓器である。しかし一旦、老化が見え始めると止める事が困難なのも皮膚である。だからこそ、予防が大切である。」
「皮膚は、外的要因(酸化・乾燥・摩擦)による劣化、また加齢に伴う内的要因がある、末梢血管やリンパ管の衰え(血量不足・代謝不良・不活性)が起き、関節やリンパ節周り、特に首(頸・足・手)から老化が始まり、皮筋や皮膚の老化へと進む。」
「美しく、尊厳を持って老いていくことは、すなわち科学であり、芸術である。」

 

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